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植村 直己

青春を山に賭けて

青春を山に賭けて 人気ランキング : 59199位
定価 : ¥ 470
販売元 : 文藝春秋
発売日 : 1977-01
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 470
良い人は助けてもらえる

 1971年に毎日新聞社から出た単行本の文庫化。
 明大山岳部への入部から1971年のグランドジョラス北壁までの冒険が描かれている。中心となっているのは、ヨーロッパのモンブラン、アフリカのキリマンジャロ、南米のアコンカグア、アジアのエベレスト、北米のマッキンリーという五大陸の最高峰を制覇した話。
 読むほどに植村の人柄の良さが伝わってくる。他人のために動くことが出来るし、骨惜しみしないし、愚直なまでに真面目だ。実に魅力的な人間だと思う。また、だからこそ、周りの人たちに助けてもらい、冒険を続けることが出来たのだろうとも感じた。ところが、植村は決して人間好きではない。単独行を好む男なのだ。ここに人間の不思議がある。

植村さんが蒔いた種。

世界で初めて世界五大陸最高全てを登頂(同時に日本人初のチョモランマ登頂)、アマゾン川単独いかだ下り・世界初の北極点犬ゾリ単独行・北極点到達…「世界のウエムラ」の軌跡を自著した作品。
植村さんの素晴らしい記録の裏側にある、本人にしか理解し得ない葛藤や煮え切らない思いが書かれている。

植村さんがマッキンリーで消息を絶ってから20年になる。
世界に名前の通った著名な数多くの冒険家は、植村さんに影響を受け尊敬し、
植村さんと違う方法で植村さんの偉業に並ぼうとしているのかもしれない。
マッキンリーに眠るであろう植村さんが蒔いた種は、閉塞した時代に確実に花開かせている。

やっぱりスゴイ人だ。

植村さんがマッキンリーで消息を絶ったのは僕が中学生の時。当時はかなり話題になったので、植村さんの著作をちょっとは読んだのですが、今回改めて読み直すと、やはり偉大な冒険家だけに、その人間性もすばらしい事に気づきました。かなり無謀な事もすいすい遣って退けてしまうのはなんなんだろうと思いました。植村さんは本書で、精神的弛緩が一番怖いと書いていましたが、これは冒険家だけではなく、何か偉大な事を目指す人に共通するのではないか、と思いました。とにかく勇気を与えてくれる一冊です。

山にロマンを賭けた男、植村直己

植村さんの謙虚で、そして行動的な生き方を感じることが出来ます。
山が好きな人も、そうでない人も、この本を読めば考え方が変わると思います。
ちなみに、アルピニストで有名な野口健さんも、この本を読まれて世界七大大陸の山を登っているそうです。

すべての原点、冒険へのいざない

今現在も、国内外で活躍する多くの若き冒険家に共通していることは、この『青春を山に賭けて』を読んでいることです。未踏域が残されていた時代の、最後の冒険家と呼ばれる植村直己さんの放浪記であって冒険の書。自分の力のぶつけどころを求めて、地球をうろうろしていた男の自己表現の一冊。ほんとに、多くの方々がこの本に触発されて、自分も負けていられるかと、それぞれの冒険に出発しています。
単純に山が好き、というだけなら、そこまで多数の共感を得られるはずがなく、旅好きのバックパッカーや、日頃もやもやしている普通の人にとっても、とてもおもしろい内容だと思います。正直いって、植村さんみたく、そこまで命がけで夢中になれることを、私は見つけていませんでした。もっと若い頃にこの本を読みたかったです!

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