羽根田 治
空飛ぶ山岳救助隊―ヘリ・レスキューに命を懸ける男、篠原秋彦
![]() |
プロの仕事 |
ヘリコプタが好きで手に取ってみましたが、予想以上に惹き込まれてしまいました。プロの仕事とはどういうものか、救助活動について会社とぶつかりながらも人としてどうすべきかに全力を注いでいるその姿に感動してしまいました。自分は社会に役立っているのか、またプロの仕事をしているのかと自問自答してしまいました。といっても内容は写真も多く、堅苦しくないので気分転換に読んでみてはいかがでしょうか。
![]() |
故篠原秋彦さんを偲んで |
かつて槍ヶ岳にある殺生小屋で働いていた時、篠さんの東邦航空にレスキューや物資の荷揚げで、さんざんお世話になった。本来なら、小屋の人間であるワシ達がお客のはずだが、それでも感謝の気持ちでいっぱいである。ところが、山小屋時代のワシは篠さんの過去を殆ど知らなかった。この本を読んで初めて篠さんの軌跡を知る事ができた。どこで、誰に取材を行ったのかは全く分からんが、よく調べられている。興味のある人は山岳書のコレクションに加えられると良かろう。ロマンチックに夢を見ていたい人には勧めないが、これが、山登りという遊びの一断面である。


